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AIビジネスリーダー養成コース

この講座でできること

TechJuryによると、2016年には世界の人工知能(AI)市場は14億ドルにまで成長し、また2025年までには約600億ドル規模に拡大すると予想されています。人工知能は、世界中の人々の生活に、プライベート面でも仕事上でも変化をもたらしています。AIとは、視覚、音声認識、さらには意思決定までをも含む、通常は人的な知性を必要とするようなタスクを実行できるコンピューターシステムの開発を指します。こういったテクノロジーは、成果を生み出し、生産性の向上を目指す組織に利益をもたらすような数多くの事業に適用することが可能です。テクノロジー主導の新規的な経済で競争力をつけるには、AIのような革新的なテクノロジーが組織内の様々な業務にどのように役立つかを理解することが重要です。

AIの現在の機能と応用例、およびその将来的な可能性について学びます。
AIを応用したプロジェクトを成功させるための計画とマネジメント手法を学びます。
技術チームや同僚と効果的なコミュニケーションができるよう、AIの技術的側面を十分に理解しましょう。
新しいテクノロジーに伴う落とし穴を回避する方法を学びます。
カリフォルニア大学バークレー校Executive Educationの修了証明書を取得して、リーダーシップの信頼性を高めましょう。

対象者

組織のビジネス戦略へのAIの統合を監督する、経営幹部などの上級リーダー

チームならびにAI主導のプロジェクトの管理に関与する、上級管理職と経営幹部

業務全体でAI導入の機会を探ることに関心のある部長クラス

新しいテクノロジーの習得を通じてキャリア形成を加速させたい中堅社員

AIが役立つ可能性のあるビジネスインテリジェンスまたはデータ分析の研究に携わる、データサイエンティスト・アナリスト

ビジネスにおけるAI活用の進展を目の当たりにし、キャリアアップを真剣に考える方

学習内容

第1講:AIとビジネス

AIの機能と、それらをビジネス変革に活用する方法についての基本的な知識について
各自の組織でAI主導のソリューションの機会を特定する方法

第5講:ロボット工学

ロボット工学と強化学習を利用して問題を解決するチャンスと課題を評価する方法

第2講:機械学習の基礎

ビジネス上の問題を解決する上での機械学習の基本的な役割
適切な分析手法の選択について

第6講:AIと戦略

価値を生み出す可能性、テクノロジーの誇大広告曲線、および潜在的なピットフォールを考慮に入れて、AI戦略を策定する方法

第3講:ニューラルネットワークとディープラーニング

ニューラルネットワークを活用するチームを率いるということ
トレーニングの目的を評価し、適切なトレーニングデータを取得し、ニューラルネットワークモデルの潜在的な限界を特定する方法

第7講:AIと組織

組織でAI主導の変革を率いるときに発生する組織の課題に取り組む方法

第4講:コンピュータ・ビジョンと自然言語処理

視覚認識システムと高度な自然言語モデルの実装における基本的な課題と機会について

第8講:AIの未来

AIを活用、発展、または利用してビジネスの1つ以上の側面を変革することを目的として、各自の組織でのプロジェクトまたはイニシアチブのためにビジネスケース及び計画を作成、改善すること

講師の紹介

ZSOLT KATONA

ZSOLT KATONA

カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネス 准教授

マーケティング戦略およびソーシャルメディアを専門とする。
母国ハンガリーのエトヴェシュ大学にて博士号(情報科学)を取得。その後フランスのINSEADにて博士号(マーケティング学)を取得。
主にオンラインマーケティング戦略、オンラインネットワーク、ソーシャルメディアに焦点を当てた研究を行う。
また、日々進化を遂げるインターネットの新技術をいかにして企業が活用し取り入れていくかについても研究を行っている。
研究成果は、Management Sci.、Marketing Sci.、J. Consum. Res.、J. Mark. Res.、J. Appl. Probab. など著名な学術雑誌に掲載されている。
他にも、Bloomberg Business News や U.S National Public Radio においても紹介された。
Autodesk、IBM、KeloraSystems、Singtel、Telkomsel、Vodafoneにてコンサル業務を歴任。

THOMAS LEE

THOMAS LEE

カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネス 特任准教授兼研究員(Operations & IT Management)

新製品の開発やイノベーションを支援するICTに関して研究を行う傍ら、教育活動に従事。
特に、ユーザーが生成したコンテンツの処理を目的とした文字認識技術やデータマイニング技術を得意とする。
研究の目標は、製品やサービスのイノベーションチャンスを発掘しそのチャンスを活かせるようにすること。
近年の研究では、市場構造の誘導を目的としてオンラインのカスタマーレビューをマイニングにより収集したり、救急医療のサービス提供プロセスを再デザインするために電子診療記録(カルテ)をマイニングしたりしている。
修士・博士(工学・MIT)。学士(政治学・スタンフォード大学)。学士(シンボリックシステム学[人工知能分野]・スタンフォード大学)。
また過去には、NISTコンピューターセキュリティ部門客員研究員、MITRE社研究員、DynCorp社にて国防高等研究計画局のインターネットプライバシー・セキュリティに関するプロジェクトの請負人などを歴任。

SAMEER SRIVASTAVA

SAMEER SRIVASTAVA

カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネス 准教授兼Harold Furst Chair(経営理念・バリュー部門)

主に社会集団間の文化的関係、社会集団内の個々の認知、グループ内外で人々が形成する複雑な関係性を研究対象とする。
研究の多くは組織単位で考えられるため、コンピューターを用いて分化・認知が相互に独立・協働しながらキャリアが形成される様子を研究している。
研究成果は、 Am. J. Sociol.、Am. Sociol. Rev.、Management Sci.、Organization Sci. などの学術雑誌に掲載されている。
他にも、Fortune誌、WSJ誌、フィナンシャル・タイムズ誌等のメディアでも取り上げられた人気のMBAコース「Power and Politics in Organizations」で教鞭を執り、Berkeley-Stanford Computational Culture Labも共催する。
過去には、グローバル経営コンサルタント企業であるモニター・グループ(現モニター・デロイト) パートナーを務めた経験も。
学士・修士(数学科・ハーバード大学)。MBA(ハーバード大学)。博士(ハーバード大学)。

PIETER ABBEEL

PIETER ABBEEL

カリフォルニア大学バークレー校電気工学・コンピュータサイエンス学部教授

Berkeley Robot Learning Lab研究室長、およびバークレー人工知能研究室(BAIR)の共同研究室長も兼任。
特に、教師あり学習、強化学習、教師なし学習を通じて学習速度を高速化する手法について研究。
高度な飛行性能を誇るヘリコプターから、紐結びロボット、基礎的な部品組み立てを行うロボットなどをこれまでに設計してきた。
また、経営者層を対象に、AIの最新動向についての講演やディスカッションも頻繁に主催している。
彼の作品は、The New York Times、BBC、Bloomberg、Wall Street Journal、Wired、Forbes、Tech Review、NPRなどの出版物で紹介されている。

MATTHEW STEPKA

MATTHEW STEPKA

カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネス 客員研究員兼客員経営者(Executive in Residence)

Machina Venturesのマネージングパートナーとして、人工知能およびデータサイエンス関連企業へのアーリーステージの投資にも従事。
GoogleのSpecial Projectsチームの副部長として、戦略的な取り組みを主導、支援した経験を持つ。現在では、テクノロジーの分野で、特にAIやブロックチェーン技術がどのように社会や経済を再構築していくのかについて、講演活動を行っている。
学士(ケースウエスタン大学・情報科学)、法務博士(カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院)。