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DX推進スキル標準習得講座(ソフトウェアエンジニア)

この講座でできること

ソフトウェア開発方法論の進化を学びながら、データ・AIはどのようにシステムに組み込まれるのか、AIシステムはどのように構築するのか、システム全体、データ周り、モデル周りの各設計方針、Webアプリケーション開発の基本技術を学びます。
※経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「DX推進スキル標準」準拠

対象者

DXの推進において、デジタル技術を活用した製品・サービスを提供するためのシステムやソフトウェアの設計・実装・運用を担う人材

DXで既存事業の高度化と社内業務の高度化を目指す社員全般

DXで新規事業開発プロジェクトを推進する社員全般

企業や組織の中でそれぞれの役割を担う人材と協働関係を構築し、連携することでDXを推進する社員全般

学習内容

第1講:ソフトウェア開発①

・AI/機械学習モデルも含め、コンピュータが組み込まれたシステム全体の構成とデータの流れを理解する。
・自動運転車に組み込まれるAIならびにソフトウェアシステム全体の関係を理解する。
・自動運転開発における主な課題を理解する(大量のアノテーション、フレーム問題など)。
・エッジコンピューティングとクラウドコンピューティングの違いを理解する。
・ソフトウェア開発における、ウォーターフォール、V-モデル、アジャイル開発、開発の進化とその背景を理解する。
・DevOps、MLOps、DevSecOps、MLSecOpsという開発運用体制を理解する。

第3講:ソフトウェア開発③

・デスクトップアプリケーションとWebアプリケーションの違いを学び、なぜ今はWebアプリケーションが注目されているのかを理解する。
・ユーザーが操作する画面を開発するフロントエンドと、処理を実行する仕組みを開発するバックエンドの役割を学ぶ。
・HTTP、URL、CSS、JavaScript、DBMS、SPAなどのWebアプリケーションを構成する技術を学ぶ。

第2講:ソフトウェア開発②

・ビジネスアーキテクトが進めるプロジェクトの中で、ソフトウェア開発全体の構想フェーズを学ぶ。
・AIシステム実装における考慮ポイントを理解する(システム全体のアーキテクチャ、データ収集の工夫、モデル設計/評価方法など)。
・Tensor Flowなどを使用して実用的な機械学習モデルは非常に短いプログラムで、簡単に構築できることを学ぶ。

講師の紹介

韮原祐介

韮原祐介

HRD株式会社 代表取締役、株式会社ブレインパッド エグゼクティブディレクター、コグニティブリサーチラボ株式会社 執行役員(サイバー防衛担当)、合同会社レジリエンスジャパン 副社長

AI・機械学習を始めとしたデジタルテクノロジーの活用による経営改善を専門とするコンサルティングや組織・人材開発コンサルティングを提供。 需要予測、画像解析、レコメンドエンジン、検索などの機械学習システムの開発、アセスメントを活用した組織改革・人材育成など、企業トップ層に対するデジタルトランスフォーメーションの豊富な経験を有する。
近年では、デジタル化に伴うサイバー脅威に対応するシステム開発方式であるDevSecOpsの普及活動を行い、DevSecOps Days Tokyoのオーガナイザーを務める。
カーネギーメロン大学等の海外学術研究機関や米国国防総省関係者との連携により、世界最先端の技術動向の啓蒙に尽力。
国内での学術機関での講義経験も豊富。

<主な著書>

『いちばんやさしい機械学習プロジェクトの教本 : 人気講師が教える仕事にAIを導入する方法』(インプレス 2018年)

『サイバー攻撃への抗体獲得法 ~レジリエンスとDevSecOpsによるDX時代のサバイバルガイド』(サイゾー 2021年)

太田満久

太田満久

株式会社ELAN 代表取締役、株式会社Iroribi 顧問。

2010年、部式会社ブレインパッドにソフトウェア開発エンジニアとして新卒入社。数理的なバックグラウンドを活かし、自然言語処理エンジンやレコメンドアルゴリズムの開発を担当。最新技術の調査・検証やマネジメントを担当した後、Chief Data Technology Officer として会社全体の技術リードを担当。 Google Developers Expert (Machine Learning) として多くの勉強会で登壇。TensorFlow UserGroup のオーガナイザとして、機械学習関連のイベントを定期的に開催。日本ディープラーニング協会人材育成委員。京都大学博士(理学)。

<主な著書>

『失敗しない データ分析・AIのビジネス導入 プロジェクト進行から組織づくりまで』(森北出版 2018年)
『現場で使える!TensorFlow開発入門』(翔泳社 2018年)
『実践 Deep Learning』監訳(オライリージャパン 2018年)
『コマンドラインではじめるデータサイエンス』監訳(オライリージャパン 2015年)
『TensorFlow 活用ガイド』(技術評論社 2018年)

平木悠太

平木悠太

株式会社ブレインパッドエンジニア。

ITコンサルティング会社にて、技術者としてだけではなく、外部向けにPythonの基礎, Rubyの基礎, SDNコントローラ開発の基礎講座を担当するなど高い専門知識を活用し幅広く活躍。2016年より株式会社ブレインパッドに入社。クラウドインフラ、機械学習パイプライン基盤、webバックエンド・フロントエンドの設計・構築機械学習プロダクトに最適な技術選定から行う。Google Cloud Next in Tokyo のコンペイベントで準優勝するなど、技術者として評価も高い。